2018年2月4日、「環境省presents気象キャスターと一緒に考えよう 親子で学ぶ地球温暖化」が名古屋港ポートビルで開催されました。
今回の講師は、桜沢信司さん・多森成子さん・山田修作さん・石垣真帆さん・吉田ジョージさん。
全国5か所で行われてきた環境省主催の親子イベントですが今回の名古屋で今年度は最後となりました。
前説は、お馴染み藤森代表。軽快なトークで会場の空気を温めてくださいました。
講師の方々とお客さんの距離が近く、桜沢さんをはじめ、講師の方々の熱いトークとユーモアあふれる映像に会場からは笑いが起こりました。
最初から最後まで会場全体が笑顔で過ごせた90分となりました。
今年度は昨年以上に多くの方に興味を持っていただき、そして足を運んでくださったように思います。
今年度のイベントに参加してくださった皆様、ありがとうございました。
そして藤森代表、講師の皆様方、本当にお疲れ様でした。
以下講師の皆さんの感想です。
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【桜沢信司】
地球温暖化という難しいテーマながらも
親子が一体となって楽しく参加できるのは非常に珍しいイベントではないかと思います。
一人が1日で出してしまう二酸化炭素量を大きな風船で作ったり、エネルギーをどこで使っているか箱を使って考えたりするなど、
身体を使うことで、子供たちも楽しみながら学んでいたように見えました。
会場一帯がステージになったような雰囲気の中で、私も教えるというより、楽しむというイベントができたと思っています。
今回は「イチゴ農家の温暖化対策」の取材や、表浜海岸のアカウミガメの産卵など、
東海地区というローカル的な温暖化対策・影響をお伝えましたが、
次回以降も、こういったローカルの内容を充実していくことで、多角的な温暖化対策・影響が
お伝えできると思います。さらなる取材をしてみたいと思います。来年も、頑張りましょう!
【山田修作】
去年と全く同じ会場での開催でした。
会場が平坦なため、前方のスクリーンが後方の人から見にくかったという去年の反省点がありました。
今年はそれを生かし、映像をより上に投影し、またその分、映像が小さくなってしまったため、机をなるべく前に詰めることで、去年よりずいぶん見やすくなりました。
内容は、休憩なしの90分という長丁場にもかかわらず、子供たちを飽きさせない構成になっていたと思います。これらは、繰り返しイベントを行い、その都度、反省を次に生かしてきた結果です。
今後もさらにより良いものにしていきたいと実感しました。
【多森成子】
今回、講師としてイベントに参加させて頂きありがとうございました。
初めて参加させていただき感じたのは、私が事前に想像していた以上に期待されているイベントだなということです。
それはイベント当日だけではなく、参加者募集のときからありました。
イベントのチラシが出来、告知するにあたって、「開催時期が冬」「子供たちの夏休みや春休みとずれている」ということで、当初、集客が難しいのでは?と思いましたが、昨年内には募集定員を大きく上回る応募があり、驚き、嬉しく思いました。まだ来年という先の予定はなかなか立てにくいと思うのですが、イベント開催前から、応募者の関心の高さを感じました。
そして当日は、イベント開始直前に藤森さんが前説を行い会場の雰囲気をあたためてくれたのもあり、登場する際には大きな拍手で迎えられ会場の期待感みたいなものが伝わってきました。
参加応募の動機について、「気象キャスターに会えるから」という理由に手がたくさん上がった時はキャスター皆で笑いましたが、そのことをきっかけに温暖化について知る機会となるのであれば、私たちキャスターの役割は大きいと思います。
1時間半にわたって子供たちを惹きつけるためにはメリハリが大事だと思います。
そのため、座学と実験を適度に織り交ぜたプログラムになっていると思うのですが、正直、台本を見ながらでないと、次に何をやるのか覚えておくのは大変だと思いました。
また、200人の会場で、後ろの客席の人たちも楽しく参加でき、一方で、実験の最中や直後は、会場全体が騒ぎになるので、それをすべて仕切るのは複数人のキャスターが協力しながら、かつ、分担しながら進めないといけないと実感しました。
その中でひとつ印象に残っているのが、私は初めての体験だったのですが、生活BOXのところでキャスターがステージから降り、会場を歩きながら参加者とやりとりする、というのは効果的だと感じました。そういった会場に合わせた工夫も必要ですよね。
今後は、キャスター全員でさらにリハーサルを重ねて臨みたいと思います。そのために、私自身のスキルアップもしておきたいと改めて思っています。
今回、イベントに参加させていただいて、とても貴重な経験をさせて頂きました。
ありがとうございました。
【石垣真帆】
結果的には去年より少ない200人弱という人数で、会場の空気もまとまりやすく、
メッセージが届きやすかったと思います。
そういう所から今年私が特に印象的だったのは、以下の2点です。
・生活BOXで箱を積み上げたあと、席に戻ってもらった静けさの中で
「これだけエネルギーを出して生活している、 二酸化炭素を増やして、温暖化を進めているのです」
と、わざとゆっくり伝えた時に、真剣な顔をしてう なずいてくれる大人が多く、「伝わった」という手ごたえがありました。
・帰り際、去年よりも「よくわかりました」「勉強になりました」という声を多く聞いたように感じています。
全体的には、名古屋のメンバーの雰囲気がうまく出て、それが会場の納得感につながったような気がしています。
手配や準備をしてくださった、
藤森さんはじめ事務局の皆様に、感謝申し上げます。